2019年6月18日

お亀の方ゆかりの地を訪ねる 「京都日帰りバスツアー」レポート

尾張藩祖 徳川義直公・生母「お亀の方ゆかりの地を訪ねる・京都日帰りバスツアー」が参加者44名で開催されました。

家康が伏見城に居住していた文禄3年(1594)53歳の時、給仕に出た女性が当時21歳のお亀。美しい容姿に加えて、聡明さに家康は気に入り側室として仕えさせました。

お亀は京都石清水八幡宮の社人清水宗清の娘。正法寺はお亀の実家にあたります。後に当寺は、菩提寺となって尾張徳川家の庇護を受けました。本堂、唐門、大方丈は国の重要文化財で、寛永7年(1630)相応院寄進により建立されたものです。

伏見桃山城前で記念写真

伏見桃山城前で記念写真

松花堂庭園・美術館では、敷地内の「京都吉兆」で、「松花堂弁当」を頂きました。松花堂昭乗ゆかりの庭園は、草庵「松花堂」や「泉坊書院」があり、何種類もの竹や椿が印象的でした。

伏見桃山城は、秀吉の死後、秀頼が在城、その後徳川家康が入りました。家康の側室に入ったお亀の方は、伏見・御花畑山荘の北に御殿(草庵)を与えられたのが清涼院の前身。所在地の深草大亀谷五郎太町は、お亀の方と義直の幼名「五郎太丸」にちなんで命名されました。

涼院では、住職に「お亀の方」の肖像画の掛け軸や徳川義直木像、お亀の方の念持仏・香木製阿弥陀如来立像など、貴重な秘宝を特別に観せて頂きました。そして本堂で、伏見城研究会の若林正博氏の講演会を開催。
秀吉が天下統一後は、伏見が政治の中心であり、家康も江戸より伏見の滞在が多かった事など、目から鱗の話が新鮮でした。

  • バス車内風景

  • 正法寺

  • 本堂を見学する一行

  • 正法寺庭園

  • 松花堂庭園・美術館全景

  • 松花堂庭園を散策

  • 松花堂庭園を散策

  • 京都吉兆の松花堂弁当

  • 清涼院全景

  • 本堂で住職のお話

  • 秀吉の手紙を解説する安田氏

  • 若き日のお亀の方の肖像画