本丸ネットワーク 3つの「提言」

「本丸ネットワーク」は、2016年4月13日に、河村たかし名古屋市長に提言書をお渡ししました。

「天守閣木造再建」への全面支援表明

一つ目の提言は、「天守閣木造再建」への全面支援表明です。天守閣は、コンクリートとはいえ、現存しています。再建当時の天守閣は、市民の多額な寄付もあり、当時の最高の技術を駆使した近代建築遺産でもあります。「本丸ネットワーク」は、焼失した「東北隅櫓・多聞櫓」の復元が先ではないかと主張してきました。いずれにしても「天守閣木造再建」の話は、永年にわたり活動をしてきた本丸御殿復元活動の流れから産まれたものです。順序の議論はともかく、復元気運が高まった「天守閣木造再建」への全面支援を正式に表明した次第です。

  • 2016年4月13日に名古屋市訪問

  • 河村市長に提言書を手渡す三輪理事長

  • 提言書

東北隅櫓、多聞櫓復元のスケジュール化

二つ目は、東北隅櫓・多聞櫓など名古屋城全体整備を視野に、スケジュールに組み入れることを提言しました。名古屋のシンボルとして名古屋城は、まだまだその魅力を充分に発揮してはいません。本丸御殿の第2期工事が完成し、400年前の華麗な姿が公開され、歴史が実感できるようになりました。「天守閣木造再建」と共に「東北隅櫓・多聞櫓」などが復元されれば、より本物に近い名古屋城となります。名古屋城の全体整備を視野に進めることが重要だと考えます。

  • 写真は東南隅櫓。東北隅櫓は焼失したまま

  • 多聞櫓のある名古屋城

名古屋市姉妹都市との国際交流支援

三つ目は、国際交流支援の提案です。名古屋市の姉妹都市は、ロサンゼルス、シドニー、メキシコシティ、南京、トリノの5都市。当団体は、過去に市長訪問に併せ、海外遠征を行ってきました。ロサンゼルス姉妹都市提携40周年(1999年)では、二世週祭でのパレードにフロートで参加。(写真)シドニー姉妹都市提携20周年(2000年)では、オークヒルド・パブリックスクールで交流会を行いました。(写真)メキシコシティ姉妹都市提携25周年(2002年)ではメキシコ国立自治大学で「ミニ春姫道中」を実施、好評を博しました。また各都市で行われる記念祝賀パーティでは、時代衣裳での「春姫さまのお成り〜」のパフォーマンスを行い、名古屋をアピールし、愛知万博のPRに努めてきました。ぜひ、次回の周年事業には、声を掛けて頂き、官民一体となって、名古屋の国際交流を支援、「NAGOYA」を世界に発信したいと思います。

  • 名古屋・ロス姉妹提携40周年 二世週祭パレードに参加

  • 名古屋・シドニー姉妹都市提携20周年記念 オークヒルド・パブリックスクールで交流会