名古屋城本丸御殿「対面所・下御膳所」公開
2016年6月1日より名古屋城本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開が始まりました。
それに先立つ5月30日、名古屋城本丸御殿復元推進委員会(代表:岡谷篤一名古屋商工会議所会頭、三田敏雄中部経済連合会会長)が開催され、本丸ネットワークの徳川義崇名誉会長と三輪隆裕理事長が出席しました。その後、名古屋能楽堂で本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開記念式典、名古屋城本丸御殿で「対面所・下御膳所」の内覧会が行われました。
公開された対面所は、藩主や身内らとの対面や宴席の場として用いられ、初代藩主・義直と春姫の婚儀にも使われたとされています。下御膳所には囲炉裏が備えられ、藩主らの料理の配膳などに使われました。
対面所の次之間に描かれた風俗画は春姫の故郷の和歌山を描いたものと判明したそうです。
第二期工事に含まれる孔雀間等は、工事の遅れで今後順次公開して行く予定とのことです。
写真
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名古屋能楽堂で本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開記念式典が開催された
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左から本丸ネットワークの早川事務局長、三輪隆裕理事長、河村たかし名古屋市長
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左から本丸ネットワークの早川事務局長、徳川義崇名誉会長、三輪隆裕理事長
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本丸御殿と名古屋城
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対面所の解説。上段之間は京都、次之間は和歌山の風俗画が描かれている
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対面所 上段之間
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対面所 上段之間。愛宕山が描かれている
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対面所 上段之間。賀茂競馬が描かれている
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対面所 次之間。写真左端には「ぎっちょう・ぶりぶり」が描かれている。ぎっちょう・ぶりぶりは、玉を互いに打ち返して遊ぶ遊戯
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対面所 次之間。写真中央には和歌浦天満宮が描かれている
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対面所 納戸 上之間
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名古屋城から見た本丸御殿